NACSIS-CAT/ILLニュースレター55号

1. これからの学術情報システム構築検討委員会の活動について

 これからの学術情報システム構築検討委員会は、その基本方針と短期の実現目標を提示した「これからの学術情報システムの在り方」を2015年と2019年に公表し、電子情報資源のデータ管理・共有のワークフローの検討及び統合的発見環境の実現に取り組んできました。また、大学等の図書館が学術情報資源のDXを促進するため、2023年3月30日付けで「「これからの学術情報システム構築検討委員会」が実現を目指すこと」を公開しました。また、大学等の図書館にはオープンサイエンスに向けた取り組みも期待されていることを踏まえ、「これからの学術情報システムの在り方について(2024)」を作成し、公開しました。「これからの学術情報システムの在り方について(2024)」については、以下のURLをご参照ください。

 

URL:https://doi.org/10.20736/0002001738

 

  1. ユーザーグループイベントの開催

 システムワークフロー検討作業部会とユーザーグループ運営作業部会が連携して、図書館総合展2024のフォーラムとして、以下のユーザーグループイベントを開催し、多くの方々に参加していただきました。今後もユーザーグループでのイベントの開催を検討いたします。
 (1)  11/18(月) 図書館システムガイドラインの現状について
 (2)  11/19(火) みんなで目録の夢を見る
 (3)  11/20(水) 次期ILLシステムに求める機能の整理
 (4)  11/22(金) デジタルアーカイブ × メタデータ勉強会 #4

 詳細は以下のページをご参照ください。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/korekara/archive/event/libraryfair2024

 

 当委員会の資料および議事要旨は、以下URLで公開しています。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/korekara

 

(これからの学術情報システム構築検討委員会 事務局)

 

 

 

2. 日本目録規則2018年版対応コーディングマニュアル・目録情報の基準第6版の目録所在情報サービスへの適用開始について

 2024年10月31日(木)から日本目録規則2018年版(NCR2018)に対応したコーディングマニュアルおよび目録情報の基準第6版の適用を開始しました。
 これに合わせ、NCR2018に対応したコーディングマニュアルおよび目録情報の基準第6版等について、下記のとおり公開しました。

●コーディングマニュアル(NCR2018対応版)

 

URL:https://catill.bitbucket.io/CM/mokuji.html

 

 なお、2024年10月30日(水)まで上記のURLで公開していた、コーディングマニュアル(CAT2020対応版)は以下のURLで公開しています。

 

URL:https://catill.bitbucket.io/CM_old/mokuji.html

 

●目録情報の基準第6版

 

URL:https://catill.bitbucket.io/KIJUN/kijun6.html

 

 なお、目録情報の基準第5版は以下のURLで公開しています。

 

URL:https://catill.bitbucket.io/KIJUN/old/kijun5.html

 

●NCR2018対応FAQページ

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/catill/project_reference/project/ncr2018-cat_ill/faq

 

●NCR2018対応セルフラーニング教材修得テスト・セルフチェックテスト

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/hrd/product/cat/slcat

 

●目録システム利用マニュアル第9版

 

URL:https://catill.bitbucket.io/CAT/mokuji.html

 

●ILLシステム操作マニュアル第8版

 

URL:https://catill.bitbucket.io/ILL/index.html

 

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

 

3. 使用している図書館システムのNCR2018対応について

 NACSIS-CATにNCR2018対応版のコーディングマニュアル、目録情報の基準第6版が適用されて以降、NCR2018に対応していない一部の図書館システムで、PUBフィールドの「出版等の役割表示」(PUBF)にコードが登録されている書誌を修正した場合、PUBFのコードを削除してしまうケースがあります。

 つきましては、ご使用している図書館システムについて、図書館システムベンダーに以下の2点のご確認をお願いします。なお、既に以下の2点について確認済の参加館におかれましては、ご放念ください。

  1. 使用している図書館システムが、NCR2018対応しているか分からない場合は、図書館システムベンダーに対応の状況を確認する。
  2. 使用している図書館システムが、NCR2018対応していない場合、書誌を修正したとき、PUBFのコードを削除するか確認する。

 2で、書誌を修正したとき、PUBFのコードを削除する図書館システムであることが分かった場合、WebUIPの利用申請を行い、WebUIPで書誌を修正してください。

●WebUIP利用申請ページ

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/catill/application/cat_ill/option/webuip

 

 詳細は以下のページをご参照ください。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/catill/news/cat/2024-12-03

 

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

 

4. 包摂と正規化の仕様の変更について

 2023年1月31日のNACSIS-CAT/ILLのシステムリプレイスに伴い、包摂と正規化の仕様が変更されました。変更後の仕様や、変更前後の変更箇所をまとめた新旧対照表等の詳細は、以下のページをご参照ください。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/catill/news/cat/2024-06-20

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/catill/manuals/cat/mannual/cat_normalization

 

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

 

5. NACSIS-CATの図書書誌データの修正等についての注意事項

 NACSIS-CATの図書書誌データについて、以下の事例のように、図書館システムにダウンロードしたローカル書誌と間違えて、NACSIS-CATの図書書誌データの書誌階層を変更するなどの大きな修正が行われたことがありました。

  (事例1)親書誌から子書誌のリンクをすべて削除し、親書誌を削除予定データにする。
  (事例2)CAT2020適用前に作成されたVOL積み書誌について、当該書誌のVOLを削除し、
      VOL毎に書誌を作成する。

 発注データの作成等のため、書誌の内容を大幅に変更する場合、修正対象が、NACSIS-CATの書誌ではなく、ローカル書誌であることを十分に確認してください。

 また、PREBOOKの書誌に所蔵データを付けた後、すぐに所蔵データを削除し、そのままにしている事例もあります。PREBOOKの書誌に所蔵データを付けると、当該書誌はBOOKに移行しますが、所蔵データを削除しても、当該書誌はPREBOOKには戻りません。

 誤ってPREBOOKの書誌に所蔵データを付けた場合、所蔵データを削除し、BOOKに移行した当該書誌を削除予定データにしてください。

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

 

6. NACSIS-CAT/ILLのお問い合わせ電話番号の廃止について

 業務運営の効率化を図るため、2025年3月31日(月)をもちまして、NACSIS-CAT/ILLのお問い合わせ電話番号を廃止いたします。
 今後のお問い合わせは、以下Webページにありますメールアドレスにご連絡いただきますようお願い申し上げます。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/catill/contact

 

 なお、国立情報学研究所が提供しております他のサービスについて、電話対応を継続する窓口もございますが、担当が異なりますため、NACSIS-CAT/ILLについてのお問い合わせの電話をしないようにしてください。
 ご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

 

7. NIIでの目録品質管理(22)

 令和6(2024)年10月31日(木)から日本目録規則2018年版(NCR2018)に対応したコーディングマニュアルおよび目録情報の基準第6版の適用を開始しました。
 目録品質管理の実際を紹介する第22回は、NACSIS-CATにおけるNCR2018対応についてご紹介します。

  1. NCR2018を適用する作業、NCR2018を適用しない作業について
 NACSIS-CATの準拠する目録規則が和洋資料ともにNCR2018に変更になりましたが、2024年10月31日以降は、NACSIS-CATでの全ての作業に対してNCR2018が適用されるのでしょうか?

 2024年10月31日以降、NACSIS-CATでの作業は、NCR2018を適用するものと、NCR2018ではなく以前の目録規則(和資料の場合はNCR1987R3、洋資料ならAACR2など)を適用するものに分かれます。NCR2018の適用日(2024年10月31日)を基準に、以下の通り、判断してください。1

●NCR2018を適用する作業

 次の場合は、コーディングマニュアル(NCR2018対応版)および目録情報の基準第6版をもとに目録作業を行ってください。

  • オリジナル入力による書誌・典拠データの新規作成
  • 参照データセットからの書誌・典拠データの流用入力2
  • 適用日以降に総合目録データベースに登録された書誌・典拠データに対する修正
    (具体的には、BOOK、PREBOOK、SERIAL、NAME、TITLEのデータのうち、CRTDTが20241031以降のもの)
●以前の目録規則を適用する作業

 次の場合は、コーディングマニュアル(CAT2020対応版)3および目録情報の基準第5版4をもとに目録作業を行ってください。

  • 適用日より前に総合目録データベースに登録された書誌・典拠データに対する修正
    (具体的には、BOOK、PREBOOK、SERIAL、NAME、TITLEのデータのうち、CRTDTが20241030以前のもの)

 

  1. PUBフィールドの記述について
 NCR2018対応のコーディングマニュアルで、PUBフィールドの規則が変わりましたが、役割表示コードを追加するだけでいいのでしょうか?気を付けることがあれば教えてください。

 従来の規則では「出版・頒布等に関する事項」としてまとめて扱っていたものを、NCR2018では、それぞれ「出版表示」「頒布表示」「製作表示」「制作表示」「著作権日付」と明確に分けて記録することになりました。
 一方、NACSIS-CATでは、出版等に関するフィールドはPUB(グループ)フィールドしかありません。そこで、次の方法により「出版表示」「頒布表示」「製作表示」「制作表示」「著作権日付」の区別がつくようにしました。

  • 「出版表示」「頒布表示」「製作表示」「制作表示」「著作権日付」それぞれについて、別のPUB(グループ)フィールドに記録する
  • 「頒布表示」「製作表示」「制作表示」「著作権日付」を記録する場合は、対応する「役割表示コード」(PUBF)を記録する

 PUB(グループ)フィールドは、4回まで繰り返し可能ですので必要に応じて追加します。役割表示コードは、記録されていなければ「出版表示」、コードが記録されていればそれに応じて各表示等を判断します。文中の下線部分に注意し、正しい記述になるようご協力をお願いします。

 

  1. 著作権日付について
 「コーディングマニュアル(NCR2018対応版)」2.2.3 F2.5では、著作権日付の記述方法は次のようになっています。
 PUB:: , c2017 # c

また、同「付録6.1 図書書誌データの記述文法」においても、
 △:△,△著作権日付△#△ 役割表示
 (例): , c1972 # c
とあり、どちらも出版者等の区切り記号である「:」を付ける仕様になっていますが、実際に入力すると「, c1972 # c」の表示になりました。この「:」は必要でしょうか?

 PUB(グループ)フィールドは、「PUBP(出版地)」「PUBL(出版者)」「PUBDT(出版日付)」「PUBF(役割表示)」の4つのフィールドで構成されています。WebUIPをはじめとする多くのクライアントでは、グループフィールドに対しては、個々のフィールドに分かれた入力方法が採用されています。5

 

 著作権日付の場合、PUBDTに著作権日付、PUBFに役割表示コード「c」を入力し、PUBPとPUBLは空値とします(図1)。ここでは、目録担当者が区切り記号を手で入力することはありません。例えばWebUIPの場合は、入力内容をPUBフィールドとして画面に表示する際に、区切り記号が付与されます(図2)。

 

nl55-01.png

図1 WebUIPでの入力例(著作権日付の場合)

 

nl55-02.png

図2 WebUIPでの表示例(著作権日付の場合)

 

通常、このクライアントの画面表示は、記述文法に準じたものになっていますが、著作権日付については事情が少し異なります。区切り記号は、直前の項目との区別のために付与する記号等です。著作権日付の記述文法では、PUBP、PUBLの2フィールドが空値(入力無し)で続くため、多くのクライアントでは、空値のフィールド間の区切り記号(スペース コロン スペース)はセットせずに表示します。更に、一部のクライアントでは、PUBDTのコンマの前のスペースを削除するものもあります。その結果、コーディングマニュアルの例示と異なってしまうのです。ただ、それはクライアントの表示の違いであり、入力が間違っているということではありません。図2のWebUIPでの表示例もコーディングマニュアルの例示とは異なりますが、正しいフィールドに入力(図1)されていますので、問題ありません。
 なお、多くのお問合せを受け、現在は「コーディングマニュアル(NCR2018対応版)」2.2.3F F2.5に「PUB:, c2017 # c」の例示が追加されています。ただ、この例示を再現しようとするあまりに間違って入力されたデータが早くも確認されています(図3)。このケースでは、画面の表示は「PUB:, c2024 # c」になりますが、「c2024」は出版地のフィールドに入力されています。
 著作権日付はPUBDT、役割表示コードはPUBFに、正確に入力するよう注意してください。

 

nl55-03.png

図3 誤った著作権日付の入力例

 


  1. 和漢古書などの各種資料取扱いマニュアルについてもNCR2018対応に向けて改訂作業中です。NCR2018対応版が公開されるまでの対応については、Q&A DB(C000005072、C000005181など)をご参照ください。
  2. 異なる目録規則の許容により、修正不要の場合があります。
  3. URL:https://catill.bitbucket.io/CM_old/mokuji.html
  4. URL:https://catill.bitbucket.io/KIJUN/old/kijun5.html
  5. 記述文法を用いて入力するクライアントでは、それぞれに応じた注意が必要になります。お困りの際は、Q&A DBにてお問合せください。

 

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

8. ILL番号の記載を要する運用変更について

 NII学術基盤推進部学術コンテンツ課では、情報の格付けに関する運用整理を行っています。
 NACSIS-CAT/ILLニュースレター51号「ILL番号の記載を要する運用の変更について」では、メールの件名や本文にはILL番号(ILLから始まる、ILL文献複写等相殺サービス利用機関のID)を記載しないようお願いいたしました。
 この度、改めて運用を見直し、ILL番号をメールの本文や件名にも記載するよう運用を変更いたしますので、よろしくお願いいたします。
 なお、パスワードについては、今後も引き続き取り扱いにご注意ください。

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

9. 問い合わせの際のILLレコードID(LA番号)記載のお願い

 NACSIS-ILLでは、ILLレコードをレコードID(LAから始まるID。LA番号)で管理しています。
 特定のILLレコードに関するお問い合わせの場合は、必ずメールにLA番号を記載するようお願いいたします。

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

10. ILL文献複写等料金相殺サービス処理報告(2023年度第3四半期~2024年度第2四半期)

ILL文献複写等料金相殺サービスの処理状況は、以下のとおりです。

●2023年度第3四半期(2023年10月~12月)
  • 利用機関数:994
  • 処理対象ILLレコード件数:93,460(NACSIS-ILL総レコード件数:102,424)
  対債務機関 対債権機関
機関数 561 433*
NIIの請求額/支払額 12,494,486 ▲ 12,421,934*
内訳 相殺金額 12,490,947 ▲ 12,490,947
運営費(税込) 9,900 9,900
前期債権繰越額 ▲ 6,361 ▲ 7,715
振込手数料 0 66,828

* 対債権機関の機関数、NIIの支払額には次期繰越分(44機関、22,308円)が含まれています。

 

●2023年度第4四半期(2024年1月~3月)
  • 利用機関数:995
  • 処理対象ILLレコード件数:65,676(NACSIS-ILL総レコード件数:72,645)
  対債務機関 対債権機関
機関数 545 450*
NIIの請求額/支払額 9,866,337 ▲ 9,811,523*
内訳 相殺金額 9,871,972 ▲ 9,871,972
運営費(税込) 1,650 0
前期債権繰越額 ▲ 7,285 ▲15,023
振込手数料 0 75,472

* 対債権機関の機関数、NIIの支払額には次期繰越分(5機関、705円)が含まれています。

 

●2024年度第1四半期(2024年4月~6月)
  • 利用機関数:999
  • 処理対象ILLレコード件数:84,720(NACSIS-ILL総レコード件数:92,296)
  対債務機関 対債権機関
機関数 569 430*
NIIの請求額/支払額 15,567,467 ▲ 8,934,226*
内訳 相殺金額 11,812,169 ▲ 11,812,169
運営費(税込) 3,755,400 2,838,000
前期債権繰越額 ▲ 102 ▲ 603
振込手数料 0 40,546

* 対債権機関の機関数、NIIの支払額には次期繰越分(191機関、812,643円)が含まれています。

 

●2024年度第2四半期(2024年7月~9月)
  • 利用機関数:1,003
  • 処理対象ILLレコード件数:83,092(NACSIS-ILL総レコード件数:90,886)
  対債務機関 対債権機関
機関数 562 441*
NIIの請求額/支払額 11,679,316 ▲ 11,600,117*
内訳 相殺金額 11,675,226 ▲ 11,675,226
運営費(税込) 4,950 14,850
前期債権繰越額 ▲ 860 ▲ 6,131
振込手数料 0 66,390

* 対債権機関の機関数、NIIの支払額には次期繰越分(39機関、20,849円)が含まれています。

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

11. 電子リソースデータ共有サービス「タイトルリスト(JUSTICE)」正式公開について

 「共同利用システム」の「電子リソースデータ共有サービス」は、「JUSTICE提案書関連情報のデータ共有」など、電子リソース管理作業に必要な情報のうち、大学間で共通性の高いデータを共有するサービスです。

 2024年5月24日、「電子リソースデータ共有サービス」のサービスのひとつである、「タイトルリスト(JUSTICE)」を正式公開しました。

  • 電子リソースデータ共有サービス

URL:https://contents.nii.ac.jp/korekara/libsysnw/e-resources

 

  • タイトルリスト(JUSTICE)

URL:https://contents.nii.ac.jp/korekara/libsysnw/e-resources/titlelists-justice

 

●タイトルリスト(JUSTICE)とは

 「タイトルリスト(JUSTICE)」は、「JUSTICE提案書」で提案される電子リソース製品のパッケージに含まれる、タイトルや出版社、収録年や巻号、アクセス先URL等の情報をKBART II形式で一覧化したタイトルリストを共有するサービスです。
 JUSTICE提案書は、大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)が出版社と交渉し合意したJUSTICE会員館向けの契約条件を記したもので、この提案を基にして、各会員館が契約・支払を行うことになります。
 タイトルリスト(JUSTICE)は、JUSTICE会員館以外に対しても一般公開をしています。ダウンロードサイトにアクセスしていただくことで、どなたでもタイトルリストのファイルをダウンロードすることができます。

 

URL:https://lic-tl.erds.nii.ac.jp/discovery/ collectionDiscovery?vid=81NII_NW:81NII_NW&collectionId=8146649920007531

 

●KBART II形式とは

 イギリスのUKSGとアメリカのNISOの共同プロジェクトで制定された、電子リソースのメタデータ交換のための推奨指針です。KBART II(KBART Phase II)の詳細は、以下をご覧ください。

 

URL:https://www.niso.org/publications/rp-9-2014-kbart

 

 日本語の参考資料が必要な場合は、電子リソースデータ共有サービスの「ERDB-JP」でも、KBART IIに独自の項目を加えた拡張形式を利用しているため、「ERDB-JPデータ作成ガイドライン(PDF)」をご参照ください。

 

URL:https://erdb-jp.nii.ac.jp/ja/content/metadata_schema

 

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

12. 電子リソースデータ共有サービス「電子ブックメタデータ(国内)」正式公開について

 2024年9月30日、「電子リソースデータ共有サービス」のサービスのひとつである、「電子ブックメタデータ(国内)」を正式公開しました。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/korekara/libsysnw/e-resources/ebooks

 

●電子ブックメタデータ(国内)とは

 「電子ブックメタデータ(国内)」は、電子ブック出版社が持つ書誌データを収集・統合し、広く一般に共有するサービスです。
 現在は、EBSCO eBooks(EBSCO)、KinoDen(紀伊國屋書店)、ジャパンナレッジ(ネットアドバンス)、Maruzen eBook Library(丸善雄松堂)、メディカルオンライン(メテオ)の各プラットフォーム(以上、五十音順)から提供されたデータや、openBDから収集したデータ等が含まれます。
 電子ブックメタデータ(国内)は、書誌詳細ページにアクセスしていただくことで、どなたでもMARC21形式のメタデータをご覧いただくことができます。

 

URL:https://ebooks.erds.nii.ac.jp/primo-explore/search?vid=NII_EBOOKS

 

●CiNii Books / CiNii Research連携

 電子ブックメタデータ(国内)が持つアクセス先URLを利用して、CiNii BooksおよびCiNii Researchの書誌詳細ページに、電子ブックのURLを表示しています。一部の電子ブックは、契約機関ごとにアクセス先URLが異なるため、CiNiiの機関認証機能を利用することでリンクを表示しています。
 詳細は、以下をご覧ください。

  • CiNii Books

URL:https://support.nii.ac.jp/ja/news/cinii/20240930

URL:https://support.nii.ac.jp/ja/cib/manual_bib#1-c

 

  • CiNii Research

URL:https://support.nii.ac.jp/ja/news/cinii/20241007

URL:https://support.nii.ac.jp/ja/cir/manual_books_result#C

URL:https://support.nii.ac.jp/ja/cir/manual_books_detail#1B

 

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

13. CiNii BooksおよびCiNii ResearchのNCR2018対応について

 NACSIS-CATのNCR2018対応の適用開始に合わせ、CiNii BooksおよびCiNii Researchで出版等の役割表示(PUBF)のコード追加に合わせ、コードに対応する役割表示を以下のように表示するようにしました。

●和資料(タイトルの言語が、日本語、韓国・朝鮮語、中国語の資料)の場合
コード 役割表示
d (発売)
m (製作)
p (制作)
●洋資料(タイトルの言語が、日本語、韓国・朝鮮語、中国語以外の資料)の場合
コード 役割表示
d [distribution]
m [manufacture]
p [production]

 

 また、NCR2018対応に伴い、CiNii BooksおよびCiNii ResearchのAPIを仕様変更しています。詳細は以下のページをご参照ください。

  • CiNii Books

URL:https://support.nii.ac.jp/ja/news/cinii/20241111

 

  • CiNii Research

URL:https://support.nii.ac.jp/ja/news/cinii/20241202

 

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

14. CiNii DissertationsのCiNii Researchへの統合について


●CiNii DissertationsのCiNii Researchへの機能統合及び統合時期について

 学術統合検索基盤CiNii Researchを高度化しつつ、運用を効率化するため、下記の日程で博士論文検索サービスCiNii Dissertationsの機能を、CiNii Researchへ統合しました。

CiNii Dissertations 統合:令和 6(2024)年 12月9日(月)
CiNii Dissertations サービス終了予定日 令和 7(2025)年 5月12日(月)

 

●並行稼働期間について

 CiNii Dissertationsは上記CiNii Researchでの機能統合開始から一定期間CiNii Researchと並行してサービスを継続する予定です。
 並行稼働期間については、統合後半年間を予定しており、令和 7(2025)年 5月12日(月)にCiNii Dissertationsのサービスは終了予定です。

 

●統合後のCiNii Dissertationsへのアクセスについて

 並行稼働期間の終了後、CiNii DissertationsはCiNii Researchへの統合を完了とし、その後のアクセスは、CiNii Researchの対応するページもしくはトップページにリダイレクトされます。

 

●検索機能の変更について

 統合後のCiNii Researchの検索機能は画面設計の変更等により、現在CiNii Dissertationsで提供している検索機能から変更が生じております。

 統合による機能等の変更点の詳細については以下のページでお知らせしております。
≫ CiNii DissertationsのCiNii Researchへの統合について
https://support.nii.ac.jp/ja/cir/cid_integration

(CiNii担当)

 

 

最終更新日
2024-12-25