NACSIS-ILLとは

NACSIS-ILLとは、図書館間で行われている相互貸借サービス(文献複写や資料現物の貸借の依頼及び受付)のメッセージのやりとりを電子化したシステムです。

NACSIS-ILLを使うと・・・

迅速な資料の提供ができます。

これまでの郵便による申し込みに比べ、依頼メッセージが相手館にすぐ到着するため、資料が速く入手でき、利用者サービスの向上につながります。

最新のデータを利用できます。

NACSIS-CATのデータベースを検索することにより、オンラインで登録された最新の書誌・所蔵データを利用して依頼先を選択することができます。

依頼データの自動転記ができます。

NACSIS-CATのデータベースを利用すると、書誌情報等を自動的に転記できますので、再度入力する必要がありません。

謝絶の場合に依頼データは自動転送されます。

依頼に対して受付側で迅速に対応できない場合、依頼を「謝絶」しますが、NACSIS-ILLシステムではそのレコードは次の受付候補館(最大5館まで)に自動的に転送される仕組みになっていますので、メッセージのやりとりの時間的ロスが発生しません。

外部機関への依頼もできます。

平成14年度からISO ILLプロトコルに対応し、OCLCやKERISなど海外のILLシステムとの相互接続 を進めています。
日米ILLは2018年3月末、日韓ILLは2022年3月末をもって終了いたしました。

料金決済制度が利用できます。

国立、公立 及び私立大学等の全てのNACSIS-ILLシステム参加館の加入可能な「ILL文献複写等料金相殺サービス」があります。

最終更新日
2022-04-05