NACSIS-CAT/ILL関連

2007年度の取り組み状況

NACSIS-CAT/ILL関連の講習会・研修の強化に関する2007年度の取り組み状況

国立情報学研究所では、「目録所在情報サービスを対象とする講習会等に関する検討ワーキンググループ」(2005~2006年度)での検討結果

※WG最終報告書(2007年3月)(250.26 KB)

を受けて、NIIアクションプランを策定し、2007年度から順次取り組んでいます。

1.「NACSIS-CAT/ILLセルフラーニング教材」(e-Learning自習型)を充実させ、研修機会の拡大に努めます。

  • 2007年度は、講習会の中で試験的に利用していただいています。
  • モニターを募集し、内容やシステムに対するご意見を伺っています。
  • 2008年度からの正式提供に向けて、試験利用やモニタリングの結果を反映させた改善を行います。
  • 順次、教材を増やしていきます。
  • 自習型教材の充実に伴い、集合型講習会の時間数を縮小し、受講しやすくします。

2.講習内容の改善に努めます。

  • 講習内容の理解度をWebで自ら確認できる「セルフチェックテスト」を行っています。
  • 「書誌レコード作成テスト」の導入を検討しています。
  • 大学・地域等との連携により、新たな講習内容について検討します。

3.講習会講師の育成に努めます。

  • 大学・地域等からの推薦により、現職担当者の講師を確保します。
  • 図書館OB・OG等との連携により、経験豊富な講師を確保します。
  • 講師担当者に対する事前講習を行うほか、講師用資料の充実、講師コミュニティの形成など、講師へのサポートを強化します。

4.目録業務のリーダー育成に努めます。

  • 2007年度から「NACSIS-CAT/ILLワークショップ」を新設し、共有する課題について集中的に討議を行い考察する機会を設けます。
  • 大学等の目録担当者に、NACSIS-CAT/ILLに関するワーキンググループ等に参加していただき、諸課題の解決に向けてNIIと共に検討します。
  • NIIで数か月間、「国立情報学研究所実務研修」として、NACSIS-CAT/ILLに関する課題に取り組んでいただく機会を設けています。

5.目録担当者のスキル向上のための環境作りに努めます。

  • 大学・地域等との連携により、目録担当者のコミュニティ形成、講習会受講後のフォローアップ体制等のスキルアップ方策に関する検討に着手します。
  • 目録担当者のコンピテンシーを念頭に置いた「NACSIS-CAT認定制度」に関する検討に着手します。

目録所在情報サービスを対象とする講習会等に関する検討ワーキング・グループ