佐賀大学における新CATクライアントの開発事例

1.図書館の規模および機器構成
(1)蔵書数 ; 図書--約55万冊 ; 年間受入数--約1万2千冊

(2) 目録データベース登録件数(図書)

   書誌--約10万件 ; 所蔵--約14万件

(3) 機器構成の概要

  1. 図書館業務用システム
    種      別 台数
    業務用サーバ (WindowsNT Server ver.4.0)
    WWWサーバ (OPAC検索用) (WindowsNT Server ver.4.0)
    業務用クライアント (WindowsNT Workstation ver.4.0) 15
    利用者用クライアント(CD-ROM検索用) (Windows95)
    合      計 19
    * 周辺機器として、プリンタ、バーコードリーダーあり。  図書館業務用システム

    2.高度情報処理システム

種      別 台数
グループウェアサーバ (ドミノ) (WindowsNT Server ver.4.0)
グループウェア用クライアント (ノーツ) (WindowsNT Workstation ver.4.0)
     〃      (一次情報用) (Windows95)
     〃      (多目的用) (WindowsNT Workstation ver.4.0)
利用者用PC (OPAC検索用) (WindowsNT Workstation ver.4.0) 10
合      計 19

   * 周辺機器として、プリンタ、イメージスキャナ、デジタルカメラあり。

2.開発の経緯
(1) 新システムの基本要件

    1.サーバー及びクライアントのOSはWindowsNTであること。
    2.学術情報センターとの接続はCATPであること。
    3.WWWによるOPACが提供できること。
    4.職員がシステム上のデータをダウンロードし、そのデータを利活用できること。
    5.各クライアントにメールソフトを搭載すること。

(2) 開発日程

    1996.     10     新システムについて検討を開始
    1997.     2     新システムの基本要件を策定
        6     新システムの仕様書を策定
        8     NTTデータ通信と契約締結 打ち合わせ開始
        12     業者でCATPクライアントの試行テスト
    1998.     1     目録データ移行
        2     本学でテスト稼動
        4     新ILLクライアント稼動予定

3.CATPクライアントの特徴

    (1) WindowsNTの機能を生かした良好なユーザーインターフェイス
    (2) 業務クライアントごとに最適化された画面構成
    (3) コマンド入力不要の操作体系
    (4) ローカルDBと学情DBのシームレスな検索
    (5) 学情DBは絞り込み検索が可能
    (6) 雑誌所蔵データの一括更新

4.具体的な操作

5.問題点等

    (1) ローカル、学情DBともテスト用DBを用意してトレーニングする方 がよい。
    (2) シームレスかつ高速な検索のためのローカルDBのインデックスデータの整備
    (3) ウィルスチェックソフトをいれるべき?

  1. 遡及図書登録画面1
  2. 検索キーワード入力画面
  3. 図書書誌簡略表示画面1
  4. 図書書誌簡略表示画面2
  5. 図書書誌詳細表示画面1
  6. 図書書誌詳細表示画面2
  7. 遡及図書登録2
  8. 書誌作成 図書書誌簡略表示画面
  9. 書誌作成 図書書誌詳細表示画面
  10. 書誌作成 図書書誌流用入力
  11. 書誌作成 著者名典拠画面
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