目的
目録所在情報サービス参加機関において書誌登録・書誌修正を行う目録業務担当者が、多様な書誌事例について理解を深め、総合目録データベース(NACSIS-CAT)の円滑な運用に必要な知識・技能を修得する。更に、NACSIS-CAT 再構築後の目録運用に対応可能な総合的視点を身につける。
到達目標
目録情報の基準、コーディングマニュアル、各種資料取扱いマニュアル、公開電子資料アーカイブ等適切なツールを参照しながら、NACSIS-CAT への書誌作成・書誌修正を円滑に行うことができるようになる。また目録業務担当者に対して、参照すべきツールの提示等、事例に応じた支援ができるようになる。
主な研修内容
NACSIS-CAT再構築後においても、オリジナル書誌の作成や記述内容の修正が必要となる 特殊性のある資料の取扱い方・電子版資料に関わる課題等に取り組む。
事例の検討はグループ討議を主としてワークショップ形式で行い、研修の最後にグループ毎の解答例を発表する。
各グループには討議進行を補助するファシリテータがつき、ディスカッションを行う。
※ 研修の進捗状況により、研修修了後に事後課題を課す場合がある。
受講希望者向けセルフラーニング教材
- 実際に使用した課題を使った、本研修の内容紹介
『セルフラーニング教材』(動画約15分/mp4)
※ 全画面表示での視聴を推奨する。
受講対象者
1.所属機関
目録所在情報サービスの参加機関であること。
2.知識・技術
目録所在情報サービス参加機関における目録業務経験を通算1 年以上有し、NACSIS-CATへの書誌データの作成・修正等の経験がある者。
かつ国立情報学研究所の目録システム講習会(平成27 年度をもって終了)、または、「NACSIS-CAT/ILL セルフラーニング教材(CAT 編)」図書コースもしくは雑誌コースの、いずれかの学習を修了した者。
※ なお、NACSIS-CATへの所蔵データ登録のみ、書誌データのローカルシステムダウンロードのみ、またはそれらの双方のみの場合(書誌データ自体の作成や修正はしていない場合)は、ここで述べる目録業務経験として扱わないものとする。
※ また、目録作業担当者を管理者する立場にある者については、この研修を受けた後に、所属機関への目録作業担当者へのフィードバックを、どのように行うかを念頭に置き受講を検討すること。
受講の前提となる知識・技術
- 目録所在情報サービスの体系を理解し、基本的目録規則を含めた、目録業務に必要な知識を有していること。
- 主要な目録業務関連ツール(目録情報の基準、コーディングマニュアル、目録所在情報サービスに関する質問書/回答書データベース検索システム等)を把握し、目録システムを利用して書誌データの作成・修正等の作業を行えること。
事前課題
受講者は事前に送付する課題の論点をまとめること。論点についてはグループ討議の中で使用する。
開催会場・開催期間等
開催会場 | 開催日時 | 申込締切日 | 定員 | |
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大阪市立大学 ※ 従来と会場が異なる。 |
2020.8.26(水)~ 8.27(木) | 第1日 12:30~17:30 第2日 9:30~17:00 |
2020. 7.3(金) | 20名 |
受講の申込みと受講者の決定
受講希望者の所属機関が、研修申込システムから申込みを行う。申込後に出力される「推薦書」により、各所属機関の長または所属部局の長から国立情報学研究所長に対して、受講希望者の推薦を行う。
国立情報学研究所長は、推薦された者の中から受講者を選考し、各所属機関の長または所属部局の長に対して結果を通知する。
※申込み手順の詳細は、『研修申込システム利用手順』を参照。
経費
研修費および教材費 | 無料 |
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旅費 | 所属機関の負担 |
修了証書
この研修において所定の課程を修了した者には、修了証書を授与する。