国立情報学研究所 クラウド担当チームでは、Jupyter Notebook の様々な活用に取り組んでいる。本講ではJupyter Notebookを用いた講義・演習を運営するための環境CoursewareHubの機能概要を解説するとともに、操作感を体験してもらう(教材の配布・回収機能;演習の実施履歴収集機能;学認との認証連携など)。また、実際にCoursewareHubを用いて講義を運営した先生をお招きし、講義の実践事例や受講者活動の分析事例について紹介をいただく予定である。
目的
CoursewareHubの入門的体験を通じて、Jupyter Notebookによる講義・演習の実施手法の要点を理解し、それぞれの現場で実務適用した際の業務改善について考えてもらう。
到達目標
教育用メディアとして活用の広がっているJupyter Notebookの講義・演習における活用方法について理解する。CoursewareHubを利用した講義・演習の実践をイメージできるようになる。
受講対象者
(1) 所属機関
教育・研究機関等(大学、短期大学、高等専門学校、大学共同利用機関法人、大学校、独立行政法人、文部科学省の施設等機関、国立国会図書館等)。
(2) 担当業務
情報処理関連部署に勤務し、機関内のシステム運用・管理に係る業務を担当、もしくは6か月以内の担当を予定している教職員。
(3) 知識・技術
今年度のテーマを遂行するにあたっては、「受講の前提となる知識・技術・環境」の要件を満たしていることが必須となる。
受講の前提となる知識・技術・環境
- Linuxの基本的なコマンドの操作ができること。
- 実務経験は問わないが、プログラミング経験(シェルスプリクト含む)があること。
- 各種サーバの構築や運用をした経験がある、またはそれに準ずる知識を有することが望ましい。
- Webに接続したPC(イヤホン、外付けマイク)を用意し、Web会議システム(ビデオ通話)を使って受講可能なこと。
- Web ブラウザのChrome ないし Firefox が利用できること(Chrome が望ましい)。
- 通信容量制限や速度制限があるネットワーク環境の場合は、利用状況によって遅延等が発生する場合があるので、注意すること。
開催会場・開催期間等
開催会場 | 開催日時 | 申込締切日 | 定員 | |
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Web開催 | 2020. 9.25(金) | 10:00~17:00 | 20名 |
主な研修内容(予定)
- JupyterNotebookの基礎
- JupyterNotebookによる構築
- JupyterNotebookによる運用
受講の申込みと受講者の決定
受講希望者の所属機関が、研修申込システムから申込みを行う。申込後に出力される「推薦書」により、各所属機関の長または所属部局の長から国立情報学研究所長に対して、受講希望者の推薦を行う。
国立情報学研究所長は、推薦された者の中から受講者を選考し、各所属機関の長または所属部局の長に対して結果を通知する。
※申込み手順の詳細は、『研修申込システム利用手順』を参照。
経費等
研修費および教材費 | 無料 |
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旅費 | 所属機関の負担 |
修了証書
この研修において所定の課程を修了した者には、修了証書を授与する。