国立情報学研究所 クラウド運用チームでは、「Literate Computing for Reproducible Infrastructure」(以下、LC4RI)と呼ぶ情報システムの構築・運用手法を、所内向けベアメタルクラウドの構築・運用業務において実践している。作業手順の共有や、作業証跡の保全などに優れた本手法を体験し、業務改善について考えてもらう。
目的
LC4RIの入門的体験を通じて、手法の要点を理解し、それぞれの現場で実務適用した際の業務改善について考えてもらう。
到達目標
LC4RIの中心的なツールである「JupryterNotebook」について理解し、その上で簡単なPythonによるコードを記述してサーバの操作が行えるようになる。加えて、LC4RIを取り入れたシステム運用業務をイメージできるようになる。
受講対象者
(1) 所属機関
教育・研究機関等(大学、短期大学、高等専門学校、大学共同利用機関法人、大学校、独立行政法人、施設等機関、国立国会図書館等)。
(2) 担当業務
情報処理関連部署に勤務し、機関内のシステム運用・管理に係る業務を担当、もしくは6か月以内の担当を予定している教職員。
(3) 知識・技術
今年度のテーマを遂行するにあたっては、「4.受講の前提となる知識・技術」の要件を満たしていることが必須である。
受講の前提となる知識・技術
- Linuxの基本的なコマンドの操作ができること。
- 各種サーバの構築や運用をした経験がある、またはそれに準ずる知識を有すること。
- 実務経験は問わないが、プログラミング経験(シェルスプリクト含む)があること。
開催会場・開催期間等
開催会場 | 開催日時 | 申込締切日 | 定員 | |
---|---|---|---|---|
国立情報学研究所 | 2019. 9.9(月) | 10:00~17:00 | 2019. 7. 26(金) |
20名 |
主な研修内容(予定)
- JupyterNotebookの基礎
- JupyterNotebookによる構築
- JupyterNotebookによる運用
受講の申込みと受講者の決定
受講希望者の所属機関が、研修申込システムから申込みを行う。申込後に出力される「推薦書」により、各所属機関の長または所属部局の長から国立情報学研究所長に対して、受講希望者の推薦を行う。
国立情報学研究所長は、推薦された者の中から受講者を選考し、各所属機関の長または所属部局の長に対して結果を通知する。
※申込み手順の詳細は、『研修申込システム利用手順』を参照。
経費等
研修費および教材費 | 無料 |
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旅費 | 所属機関の負担 |
修了証書
この研修において所定の課程を修了した者には、修了証書を授与する。