スキルアップのための研修プログラム(図書コース)

テーマ: 従来の目録講習会より一歩進み、地域でも行える講習会形式のもの

自習形式でなく、講習会形式にすることにより、図書館の規模が小さくて適当

な助言者が見当たらない人も、明確な指導を受けることで自信がつき、また人

脈もできる

 

目標: いろんな言語の書誌に触れてみる・・・英語,ロシア語,ラテン語等

複雑なものを登録してみる・・・多階層など

著者名典拠ファイルについて理解を深める

遡及データの扱い方

 

*    従来の目録講習会で扱っていないことで、日常業務において疑問に感じたり、

あればいいと思ったものを重点に選定

 

カリキュラム

第一日目

午前

開講式

講義: NACSIS-CATの最新動向

 

午後

検索実習・解説

1)階層

2)ロシア語

3)ラテン語      ほか

 

それぞれの便利ツール(HPなど)の紹介

1)情報源の見方・書誌の同定の仕方

2)翻字について

      ALA翻字表

3)文字について

情報源の見方(教会関係資料の古籍など)

第二日目

午前

典拠レコードについて(解説)

会議名・団体名

外国人名(ロシア人など)

AACR2、NCRの標目関係の項の解説

『ライブラリアンのためのロシア語』の解説

午後

見学/講義/事例報告/課題の共同討議

*実施地域の事情に応じて選択

目録業務のアウトソーシングの例、日常業務から出てきた疑問など

第三日目

午前

登録実習・解説

1)複雑な階層のもの

2)遡及入力

コーディングマニュアルの解説

3)電子媒体の資料など

AACR2改訂版の解説

4)注文生産資料など

 

ほか

 

多階層の書誌・著者名典拠データなどの間違い探しやロシア語の翻字

午後

登録実習・解説

 

 

 

 

テスト(30分)4問程度

情報源とその不完全な書誌データを配り修正させる(紙面上で)

テストの解説とアドバイス

まとめ・アンケート記入・閉講式

 

 

≪便利なホームページ――例≫

 

キリル文字翻字表(筑波大学)

http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/misc/export/cat/cyryl/honji.html

ひげ文字(筑波大学)

http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/misc/export/cat/goth/goth.html

ローマ数字アラビア数字対照表(リベルティーズ:時計専門店)

http://www.libertys.com/libertaj.htm

ラテン語について(LINGUA LATINA)

http://members.aol.com/Naoto10/latin/abc.html

元号―西暦変換(NII )

http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/MAN/nengou.html