NACSIS-CAT Z39.50ゲートウェイ仕様解説

NACSIS-CAT Z39.50ゲートウェイは,2023年1月23日をもって終了いたしました。

はじめに

本研究所は,2001年6月から提供してきた総合目録データベースZ39.50ゲートウェイサーバプロトタイプを改良し,2002年3月から下記仕様により公開します。
IPアドレスによる利用者認証を行っています。利用を希望する機関は,"利用にあたって"をご確認のうえ、利用申込みを行ってください。

Z39.50機能

Z39.50機能のうち,次の3つの基本サービスに対応する。

  • init(開始)
  • search(探索)
  • present(表示)

Z39.50ゲートウェイは,Z39.50での要求をCATPに変換し,CATPサーバとの間でデータ交換を行う。

検索対象ファイル

総合目録データベース(検索専用サーバ)の,次のファイルを検索対象とする。

  • 図書書誌・所蔵ファイル (BOOK)
  • 雑誌書誌・所蔵ファイル (SERIAL)

検索方法

検索質問はType-1,アトリビュートセット(検索属性集合)は Bib-1をサポートする。
各アトリビュートのサポート詳細(Use  Use以外)

レコード構文

次の3形式のレコード構文でpresent(返戻)を行う。

  • MARC21(USMARC)

-CATP(図書)→MARC21変換仕様

HTML版(2021.06.23)

PDF版(2021.06.23)(259.94 KB)

-CATP(雑誌)→MARC21変換仕様

HTML版(2021.06.23)

PDF版(2021.06.23)(304.98 KB)
  • NACSIS-CATP(CATPフォーマット形式)

-レコード構文識別子は1.2.840.10003.5.30である。(2003.03.27)
 

  • SUTRS
    -NACSIS-CATPと同様

アクセス先

クライアントからのアクセス先は,文字セット(UTF8かISO2022JP)及びMARC21形式返戻時の一般フィールド記述言語(注1)(ローマナイズ形(注2)か日本語)の組合せにより,以下の4種類を提供する(IPアドレス,ポート番号は利用申込みの連絡を受けてから通知します)。

No. 文字セット MARC21形式返戻時の
一般フィールド記述言語
MARC21形式返戻時の
880フィールド記述言語
UTF-8 ローマナイズ形 日本語
UTF-8 日本語 カナ
ISO 2022-JP ローマナイズ形 日本語
ISO 2022-JP 日本語 カナ
  • (注1)MARC21の一般フィールドと880フィールドについて
    -245の一般フィールドにローマナイズ形を割当てる場合は,880フィールドが2件出力され、それぞれ日本語形(TRD)とヨミ(TRR)を割当てる。
    -245以外の一般フィールドにローマナイズ形を割当てる場合は,対応する880フィールドに日本語形を割当てる。
    -245等の一般フィールドに日本語を割当てる場合は,対応する880フィールドにローマ字形を割当てる。
    -詳細は,CATP→MARC21変換仕様を参照のこと。
    -MARC21の各フィールド仕様は,MARC21の書誌データ仕様を参照のこと。
  • (注2) ローマナイズについて
    -返戻時に自動ローマナイズを実行する。
    -変換対象フィールドは,CATPのヨミフィールド(TRR,VTR等)である。
    詳細はCATP→MARC21変換仕様を参照のこと。
    -文字セットがUTF-8の場合は,"ALA-LC ROMANIZATION TABLE"で規定する,
    修正へボン式(Modified Hepburn式)に準拠して変換する。
    -文字セットがISO 2022-JPの場合は,修正ヘボン式から,長音記号等の音標符号を除去した形で提供する。

利用にあたって

本ゲートウェイを利用するにあたっては,アクセスに用いるIPアドレス等が事前に登録されている必要があります。
国立情報学研究所学術基盤推進部学術コンテンツ課までご連絡ください。利用登録後,アクセス先に関する情報等をお知らせします。

最終更新日
2023-07-18