平成19年1月より,ISBN(国際標準図書番号)が従来の10桁から13桁へ改定されます。
日本国内の出版物は,原則として併存期間は設けず,平成19年1月1日をもって,13桁ISBNに完全移行する方針が発表されています。また,海外の出版物は,既に13桁ISBNを持つものが流通しています。
既存の刊行物全てに新13桁ISBNが付与されるまでには,相当の期間,13桁ISBNと10桁ISBNの両方の表示が存在することが予想されます。
そのため,NACSIS-CAT/ILLでは,10桁/13桁両方のISBNに対応するために,次の改造を行いました。
NACSIS-CATでの対応
NACSIS-CATは,平成18年8月からシステム的にISBN13桁化に対応しています。対応内容は以下のとおりです。
- ISBNフィールドへの13桁のISBNを登録することが可能になりました。(従来は10桁まで)
- 図書書誌レコード全件に,10桁/13桁の両方の検索用インデクスを作成しました。 これにより,検索の際に10桁/13桁のISBNの種類を気にせずに,ISBNの同一番号体系(同一出版者・番号)を持つ書誌レコードの検索が可能になりました。
なお,参照ファイルについては,平成18年8月以降に追加・更新されたレコードは10桁/13桁の両方のISBN検索用インデクスが付与されています。
平成18年7月以前に登録された参照ファイルレコードのISBN10桁/13桁検索については,現在対応中です。平成19年3月末までに対応完了見込みです。
- 10桁/13桁のISBNの種類を気にせず検索可能
Webcat Plus・CiNii Booksでの対応
NACSIS-CATと同じく,Webcat Plus及びCiNii Booksにおいても,10桁/13桁の新旧ISBNを意識せずに検索が行えるよう,ISBN13桁化への対応を行いました。
ISBN13桁化に関する情報
ニュースレターでのISBN13桁化に関するお知らせ
ISBN13桁化へのNACSIS-CAT/ILLの対応について(17号)
ISBN13桁化対応の概要(16号)
なお,ISBN13桁化については,以下のURLもご参照ください。
http://www.collectionscanada.ca/iso/tc46sc9/wg4.htm
http://www.niso.org/standards/resources/ISBN.html