国公私立大図書館間文献複写マニュアル

1.趣旨
このマニュアルは,国公私立大学図書館間における文献複写業務に係る留意事項について定めたものである。

2.基本事項
(1)文献複写に係る経費の支払は,依頼館の責任とする。
(2)文献複写は,すべて著作権法の規定のもとに行うものとする。


依頼館における処理
(1)依頼の方法
ア.NACSIS-ILL
イ.ファックス
ウ.封書(連絡用切手同封)
エ.往復はがき
(2)依頼書の記入
ア.依頼する文献の自館未所蔵の確認を行う。
イ.依頼書は1通に1文献とする。
ウ.欧文はタイプ打ちが望ましい。(明瞭な手書きも可)
(ファックス,封書,はがき)
エ.記入事項
正確な書誌事項,典拠と所蔵箇所を記入する。NACSIS-ILLによる場合は「学術情報センターILLシステム操作マニュアル」により必要データを入力する。
(ア)図書
書名(副書名,叢書名も記入)
編,著者名
版(必要に応じて「刷」)
発行年
ページ(最初と最後)
出版社
論題・著者(図書の中の1部を複写)
ID(ISDN等)
(イ)雑誌
誌名(原則として簡略化しない)
巻(号)
ページ(最初と最後)
発行年(月)
著作名(3名以上は最初の1名であとは他,et al)
論題(途中で省略可,同一論文が分かれているときは第何報を記入)
出版地,出版社(同一誌名のあるとき)
本文または論題の使用言語(必要である時)
ID(ISSN等)
(ウ)複写方法
電子複写,マイクロフィルム,その他希望する方法
(エ)共通事項
申込番号
申込年月日
利用者の住所・氏名
担当者氏名
支出区分(公,私)
典拠
所蔵箇所
請求番号
支出機関名称
(3)複写経費の処理
ア.受付館の指定に従って,すみやかに複写経費の支払を行う。
イ.支払のとき次の事項を受付館へ通知する。
(ア)申込番号
(イ)受付館の受付番号
(ウ)金額(内訳)
(エ)コピー枚数
(4)その他
複写に係わる問題があれば受付館に通知する。


4.受付館における処理
(1)受付の処理
文献複写の依頼があれば,速やかに処理する。
ア.複写経費の算定
(ア)複写料金
(イ)郵送料
(ウ)その他
イ.複写料金通知
ウ.依頼書(返信用)
下記事項を記入
(ア)受付番号
(イ)複写経費
(ウ)経費内訳
(エ)受付年月日
(オ)発送年月日
(カ)支払方法
エ.複写物送付
複写物に依頼書(写)等を同封して依頼館へ送付
オ.謝絶
複写依頼に応じられないとき,速やかに依頼館へ通知する。
謝絶の表示は次のとおりとする。
(ア)所蔵なし
(イ)複写不能
(ウ)参照不備
(エ)貸出中,製本中( 月 日頃から利用可能)
(オ)その他(具体的に)
(2)その他
複写に係る問題があれば依頼館に通知する。

 

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Last updated
2008-03-17