論文公表実態調査(2024年度)(以下「本調査」)において,基となる論文メタデータ抽出時期のタイミングから,Elsevierの2019年~2022年ハイブリッドOA論文数が,実際より多い集計結果となっている可能性があることがわかりました。恐縮ですが,ご利用の際はご注意くださるようお願いいたします。
経緯等は以下をご確認ください。
- 本調査の基とした,学術論文データベースWeb of Science(以下「WoS」)論文メタデータファイルにおいてOAフラグ「GOLD-HYBRID」で収載されたElsevier2019年~2022年論文のなかに,2025年5月現在, WoS上でOAフラグが「FREE TO READ」であり,実際にもブロンズOAである論文が確認された。
- WoS提供元のClarivate社へ確認を行った結果,WoSプラットフォームとOA情報について連携しているOurResearch Unpaywall Database上のElsevier論文OA情報が一時的に実際と異なる状態で収載され,そのタイミングが,基とした論文メタデータ抽出時期に重なったと思われることが判明した。