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3.12 依頼を取り消す

依頼を取り消して,レコードの状態を「CANCEL」にする。

■ 操作例

1[CANCEL]ボタンによって依頼を取り消す。
2レコードは「CANCEL」の状態でデータベース上に保存される。

ヒント

「CANCEL」にするケース

「CANCEL」のレコードについて
「CANCEL」のレコードは,[CANCEL]コマンド実行直後の簡略表示画面では表示されるが,次回からは表示されない。ただし,レコード自体は「CANCEL」の状態でILLデータベースに保存されているので,必要に応じて検索することができる。
参照:『ILLシステム操作マニュアル第7版』「第7章 ILLレコード検索」

CALLBACK による再依頼
「CANCEL」(IDLE またはNOT-SUPPLIED)(CONTIDIONAL の場合は一定時間後にシステム送信されNOT-SUPPLIED に状態遷移した後)から[CALLBACK]でレコードの状態を「準備中」に戻した後に,再依頼を行うことも可能であるが,その際には,HMLISO(ISO 所蔵館コード)またはODATE(依頼日)のいずれかを変更した上で依頼すること。どちらも同じままでは,ISO 処理用識別ID 重複により,転送エラーとなるため行えない。(参照:p.24「再依頼時の注意」)。

注 意

「処理中」のレコードを取り消すには
ILL システムからは行えないため,電子メールやFAX 等で,OCLC 参加館に直接取り消す旨を連絡する必要がある。その際,自館のシンボル,依頼した雑誌名(書名),論文名,等を伝える。

■ 状態遷移

準備中(なし)からCANCEL
遷移種別状態遷移(CANCEL)システム処理(OCLC送信)後
ILL状態遷移「準備中」 → 「CANCEL」−(処理なし)
ISO状態遷移「(状態なし)」 →「 (状態なし)」−(処理なし)

照会(IDLE),照会(NOT-SUPPLIED)からCANCEL
遷移種別状態遷移(CANCEL)システム処理(OCLC送信)後
ILL状態遷移「照会」 → 「CANCEL」−(処理なし)
ISO状態遷移「IDLE」 → 「IDLE」−(処理なし)
「NOT-SUPPLIED」 → 「NOT-SUPPLIED」−(処理なし)

照会(CONDITIONAL)からCANCEL
遷移種別状態遷移(CANCEL)システム処理(OCLC送信)後
ILL状態遷移「照会」 → 「CANCEL」そのまま
ISO状態遷移「CONDITIONAL」 → 「CONDITIONAL」「CONDITIONAL」 → 「NOT-SUPPLIED」

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