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6.3 資料を発送する

現物を送付後に,ILLレコードで発送の処理をする。

■ 操作例

1依頼館に資料を送付後,状態を「発送」(IN-PROCESS) にするため,[SEND]ボタンをクリックする。

必要事項を入力する。

詳しくは,次頁「転送フィールド一覧」参照。
2状態は「発送」(IN-PROCESS)となる。

システム処理(KERIS 送信)後,状態は「発送」(SHIPPED)へ遷移する。

KERIS 参加館での確認後,状態は「到着処理中」(SHIPPED)へ遷移する。

「 到着処理中」(SHIPPED)に遷移して一定時間後に,システムにより「確認」(SHIPPED)へ移る。

複写受付業務では,「確認」(SHIPPED)が最終的な状態である。

ヒント

発送時の必須入力項目

WebUIP自動セット項目
フィールド設定値
CHRGE(小計金額)(QNT,UPRCE があれば)= QNT × UPRCE
SUM(合計金額)=CHRGE(1 +CHRGE2+…+CHRGE10)+FEE+POSTG
SDATE(発送日)空白でコマンドを実行した場合,その実行日

料金の請求について
「2.3.2 日韓ILLの決済」(p.18)又は,『GIF(Global ILL Framework)日韓ILL/DD暫定サービスガイド』を参照。
URL http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/gif/materials/korea/korea-japan_guide.html

転送フィールド一覧
項目(フィールド)名内容
ILL レコード
ISOGIDAPDU 識別グループID
ISOIDAPDU 識別ID
SDATE発送日 ※必須
OMLID依頼館コード
OMLIDISOISO 依頼館コード
AMLID受付館コード
CLNT申込者氏名
CLNTP申込者所属
SRVCE貸借 / 複写識別コード
QNT数量
SUM合計金額 ※必須
  • 日本円。入力値は整数のみ。入力例:1320
CCODE通貨単位コード ※必須
  • 日韓ILL では日本円を示す"JPY" のみ指定可。
CMMNTコメント
AADRS受付館宛名
  • 入力内容は転送対象となるため,英文に修正する。
  • 空値も可。

注 意

■ 状態遷移

遷移種別状態遷移(SEND)システム処理(KERIS送信)後
ILL状態遷移「処理中」 → 「発送」そのまま
ISO状態遷移「IN-PROCESS」 → 「IN-PROCESS」→ 「SHIPPED」

KERIS 参加館で確認処理後,「到着処理中」(SHIPPED)へ状態遷移する。
ISO 対応機関が依頼館の場合,[OK]コマンドを発行し「到着処理中」(SHIPPED)から「確認」(SHIPPED) へ状態遷移させることができない。
そのため,NACSIS-ILL システムでは,これらのレコードに対して,一定期間後,システムによって「確認」 (SHIPPED)へ状態遷移させることにより,他のレコードとの整合性をとっている。


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