ILLシステム操作マニュアル ISO ILL プロトコル対応 第3版 > 3 日米依頼館業務 > 3.9 依頼について問合せ・連絡が来る |
|
受付館からの問合せ内容を確認する。
1 | 「 新着照会」(CONDITIONAL)状態のILL レコードを詳細表示する。 [ RECEIVE]ボタンをクリックして受け付けを行う。 | ![]() |
2 | 状態は「照会」(CONDITIONAL)となる。 最新の履歴にある受付館のOCLC 参加館からの問合せ・連絡内容を確認し,同意するかどうかを判断する。 | ![]() |
問合せ内容の例
「OCLC-ILLNUM=ILLNUM: 6543200 / COND=cost-exceeds-limit / NOTE=costs $100.00 / REPLY=20070831」
*1 "NOTE=Enter our symbol twice"とあった場合
OCLC のILL システムでは,通常8 日(土・日・米国の休日を除く)間,レコードの状態に変更が無い場合,当該レコードは次の候補館へ自動的に転送される。そのため,業務量の多い図書館相手では,自館の受付処理までに時間がかかることをあらかじめ想定し,当該レコードが自動転送されても続けて自館宛の依頼となるよう,依頼館側に自館のOCLCシンボルを繰り返し入力するよう指示する習慣がある。
この指示は,"Enter my symbol twice","Enter XYZ twice"(XYZ はOCLC 参加館のシンボル)のように表現され,シンボルの繰り返し入力を意味し,稀にNACSIS-ILL 参加館宛にも指示がくることがある。しかしながら,NACSIS-ILL 参加館からの依頼は,例外的に,8 日間たっても次の候補館へは転送されない仕組みになっているため,シンボルを複数回指定する必要がない。また,システムの仕様上,NACSIS-ILLでは,受付候補館を重複して指定することが出来ないことから,このような指示に対しては,NACSIS-ILL システムでは重複指定できないことを説明して回答するか,いったん[CANCEL]して(→ p.45)別の図書館へ依頼する等の対応を行う。
*2 [CANCEL]&[CALLBACK]による再依頼
「照会」(CONDITIONAL)から[CANCEL]し,[CALLBACK]でレコードの状態を「準備中」に戻した後に再依頼を行うことも可能であるが,その際には,HMLISO(ISO 所蔵館コード)またはODATE(依頼日)のいずれかを変更した上で依頼すること。どちらも同じままでは,ISO 処理用識別ID 重複により,転送エラーとなるため行えない。(参照:p.24「再依頼時の注意」)
遷移種別 | 状態遷移(RECEIVE) | システム処理(OCLC送信)後 |
ILL状態遷移 | 「新着照会」 → 「照会」 | −(処理なし) |
ISO状態遷移 | 「CONDITIONAL」 → 「CONDITIONAL」 | −(処理なし) |
ILLシステム操作マニュアル ISO ILL プロトコル対応 第3版 > 3 日米依頼館業務 > 3.9 依頼について問合せ・連絡が来る |
[ページの先頭] |
Copyright(C) National Institute of Informatics