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3.7 届いた資料を借りる

資料とレコードの照合を終えて,レコードの状態を「借用中」にする。

■ 操作例

1到着資料と,ILL レコードの依頼内容や料金項目等との照合を行う。また,DDATE(返却期限)を確認しておく。

照合の結果問題がなければ,ILL レコードの状態を「借用中」にするため,[BORROW]ボタンをクリックする。
2状態は「借用中」(SHIPPED)となる。

システム処理(OCLC 送信)後に,状態は「借用中」(RECEIVED)となる。

借用した資料を利用者に供する。

資料は返却期限内に受付館のOCLC 参加館に到着するよう返却する。

ヒント

「借用中」のレコードについて
AMLID(受付館コード)が「OCLC」で,STAT(レコード状態)が「借用中」かつ ISOSTAT(ISO プロトコルレコード状態)が「SHIPPED」であるILL レコードについ ては,一定時間ごとにシステムが,OCLC に対して,データを送信して,受け取った 旨を通知する。その結果,該当レコードのISOSTAT は,「RECEIVED」に遷移する。 一旦「RECEIVED」に遷移したILL レコードに対しては,[CALLBACK]を行っても ISOSTAT は「SHIPPED」には戻らない。

■ 状態遷移

遷移種別状態遷移(BORROW)システム処理(OCLC送信)後
ILL状態遷移「到着処理中」 → 「借用中」そのまま
ISO状態遷移「SHIPPED」 → 「SHIPPED」→「RECEIVED」

注 意

システム処理後のレコードは修正不可
貸借業務では,[BORROW]コマンドを発行すると,ReceivedAPDU が送信される。ReceivedAPDU が OCLC 側で受信処理された後は,レコードの修正ができなくなり,到着資料・金額等に間違いがあった としても対応が難しくなる。そのため,[BORROW]コマンドを発行する前に,間違いがないかよく確 認すること。


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