NACSIS-CAT/ILLニュースレター56号

1. これからの学術情報システム構築検討委員会の活動について

 これからの学術情報システム構築検討委員会(以下「本委員会」という。)は、「これからの学術情報システムの在り方について(2024)」(以下「在り方(2024)」という。)を作成し、公開しています。詳細は、以下のページをご参照ください。

 

URL:https://doi.org/10.20736/0002001738

 

1.    「図書館システムガイドライン」の公開
 2025年2月20日(木)、「図書館システムガイドライン」が公開されました。
これは、「在り方(2024)」で示された「活動目標」に沿ってシステムワークフロー検討作業部会が作成し、本委員会の承認を受けたものです。

 ガイドラインは、以下のページで公開しています。

 

URL:https://doi.org/10.20736/0002002011

 

2.    ユーザーグループイベントの開催
 本委員会では、図書館関係者が学術情報資源の基盤構築、管理、共有および提供にかかる活動を推進するための意見交換をする場として、図書館システム・ネットワーク「ユーザーグループ」を立ち上げ、ユーザーグループSNS(Discord)を運用しております。
 この度、Discordに新たに多言語目録、AI活用、人材育成に関する検討を行うチャンネルである「多言語目録チャンネル」、「ai活用事例収集チャンネル」、「育成アイデア交換所チャンネル」を開設いたしました。

 多言語目録チャンネルでは、今後、勉強会を開催してまいります。多言語目録に関する関心ごとや困りごとを持ち寄り、それに係る方々の関係作りをしていくことができればと考えております。
 勉強会の開催に先立ち、2025年7月28日(月)に多言語目録チャンネル開設記念イベントを開催いたしました。詳細は以下のページをご参照ください。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/korekara/news/20250711

 

 ai活用事例収集チャンネルでは、生成AIの活用事例を収集し、今後のAI活用の検討を深めるための場として、有益な情報伝達・交換に資する場を目指します。
 育成アイデア交換所チャンネルでは、どんな研修・学習素材が欲しいかなどの意見募集・情報交換をし、今後の大学図書館に求められる人材像について幅広く検討を行います。ユーザーグループSNSに関する詳細は以下のページをご参照ください。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/korekara/libsysnw/usergroup

 

 本委員会の資料および議事要旨は、以下のページで公開しています。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/korekara

 

(これからの学術情報システム構築検討委員会 事務局)

 

 

2. 図書書誌の出版等に関する事項(PUB)の情報源の優先順位の変更について

 参加館から寄せられた日本目録規則2018年版(以下「NCR2018」という。)に関する質問への回答を検討する中で、システムワークフロー検討作業部会と協議した結果、図書書誌の出版等に関する事項(PUB)の情報源について、NCR2018の2024.5更新で追加された、「和資料については奥付を優先する別法」を適用することにいたしました。

 この別法の適用は、2025年5月12日(月)から適用を開始しました。なお、2025年5月11日(日)以前に作成された書誌には遡及適用されません。

 この別法の適用により、目録システムコーディングマニュアル(以下「CM」という。)の2.2.3E(PUBの情報源)も変更されました。なお、雑誌書誌は「和資料については奥付を優先する別法」は適用いたしませんので、CMの4.2.4E(PUBの情報源)は変更ありません。詳細は以下のページをご参照ください。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/catill/news/cat/2025-04-09

 

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

3. 著作典拠データの優先タイトルの選択方法の変更について

 参加館から寄せられたNCR2018に関する質問への回答を検討する中で、システムワークフロー検討作業部会と協議した結果、著作典拠データの優先タイトルの選択方法について、CM6.2.1C2.1 、51適用細則の「図書」の#4.1.3C、#4.1.4D、および、目録情報の基準第6版(以下「基準」という。)9.3.2を変更しました。

 また、変更後の、CM6.2.1、CM51適用細則(図書)および基準9.3.2に関する説明を以下のページで公開しておりますので、併せてお知らせいたします。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/catill/news/cat/2025-06-23

 

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

4. 書誌の責任表示の個人・家族・団体・会議の名称と役割を示す語句の記録順に関する転記の原則の適用について

 書誌の責任表示の個人・家族・団体・会議の名称とその役割を示す語句の記録順について、転記の原則を適用し、情報源に「著者太宰治」のように、役割を示す語句、個人・家族・団体・会議の名称の順で表示されていれば、転記の原則を適用し、書誌にはそのまま転記することにいたしました。書誌の責任表示の個人・家族・団体・会議の名称と役割を示す語句の記録順に関する転記の原則の適用について、NCR2018対応CMおよび基準が適用された、2024年10月31日以降に作成された書誌に遡及適用されます。詳細は以下のページをご参照ください。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/catill/news/cat/2025-09-22

 

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

5. 誤って出版地に「私製」が登録されている書誌等について

 NACSIS-CATの図書書誌データについて、出版者(PUBL)ではなく出版地(PUBP)に「私製」が入力されている書誌データがあります。このような書誌を発見した場合、CM9.1B〔修正事項一覧〕の「共通」の「(3) 転記の際の単純な記入ミスに対する訂正」を適用し、発見館修正可として、修正をお願いいたします。
 また、図書館システムにもよりますが、出版等の役割表示コード(PUBF)には「()」 や「#」 等の入力は不要ですので、入力しないようにしてください。

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

6. NCR2018適用前の書誌データのPUBの製作表示について

 いくつかの参加館から、製作等に関する事項を記録したPUBフィールドを持つ書誌データについて、NCR2018対応前に作成された書誌データが、NCR2018対応後の書誌データに変換されている旨のご質問をいただきました。
 これは、出版等の役割表示コード(PUBF)には、NCR2018適用前は「m」しか入力できず、また、その際は、製作等に関する事項の全体を丸括弧で囲むようになっていましたが、NCR2018対応後は「d」、「p」、「c」も入力できるようになったので、図書館システム側で、PUBFの表示方法を直接PUBFのデータを表示するように変更されたためです。NACSIS-CATのPUBFのデータは変更されておりません。

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

7. VOL積みの例外について

 VOLグループの繰り返しの禁止の例外に関して検討した結果、例外規定の適用範囲を見直しました。これまではVOLの繰り返し数が30以上のものを適用の目安としていましたが、これは廃止とし、「個々の巻が個別のISBNを持たず、その資料の内容から書誌データを出版物理単位によって作成するメリットがないと判断されれば、中国書に限らず適用可能といたします。
 よって、「個々の巻が個別のISBNを持たず、出版事項が先頭巻か最終巻にしかないセット物」については、数冊~30冊未満のセットであっても、例外規定を適用し、VOL積みの書誌を作成できます。

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

8. 図書書誌データへの「異なる目録規則を許容する」の運用について

 2020年8月3日からNACSIS-CATに適用されたCAT2020において、図書書誌について外部機関作成書誌を事前システム登録するPREBOOKが導入され、当時NACSIS-CATが準拠していたNCR1987やAACR2とは異なる目録規則(RDA、NCR2018など)で作成された書誌を許容していました。
 2024年10月31日からNACSIS-CATが準拠する目録規則がNCR2018に変更されたため、既にNCR2018に準拠していたJPMARC、TRCMARCと同じ目録規則が適用されている状況になっており、CAT2020の「異なる目録規則を許容する」を判断することが難しい状況になっています。
 そこで、CAT2020の「異なる目録規則を許容する」の運用方針を以下のように整理します。

  1. 従来通り、PREBOOKの書誌はそのまま修正無しで所蔵登録することができる。なお、現物をもとに慎重に判断し修正することもできる。
  2. BOOKの書誌について、PREBOOK由来かどうかに関係なく、NCR2018対応CMの「第9章 図書書誌データ修正」に基づき修正することができる。

 なお、この運用方針は、並立書誌の作成を推奨するものではありませんので、書誌を修正してよいか判断に迷う場合は、Q&A DBでご質問をお願いします。

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

9. 注文生産による複製資料のCM解釈について

 注文生産による複製資料で、情報源には複製の日付と著作権日付の記載がある場合、出版日付は複製の日付ではなく著作権日付から推定し、著作権日付に対応する4桁の西暦年のみを角括弧([ ])に入れて記録してください。複製の日付は、必要に応じて、所蔵データのCPYRフィールドに記録してください。詳細は以下のページをご参照ください。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/catill/project_reference/project/ncr2018-cat_ill/faq#Q12

 

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

10. SRUの仕様解説の確定について

 NACSIS-CAT/ILLのシステムリプレイス後、Z39.50ゲートウェイサーバの後継サービスとして、SRUを提供しておりますが、SRUの仕様解説が確定しておりませんでした。
 2025年7月9日に、SRUのローマ字化対応と合わせ、「NACSIS-CATP -- MARC21フィールド変換」仕様などのSRUの仕様解説が確定しました。詳細は以下のページをご参照ください。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/catill/about/cat/infocat/sru/sru_gw

 

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

11. 参加館情報管理システムを使用する際のIDについて

 「参加館情報管理システム」を使用する際のIDにつきまして、今一度ご確認をお願いいたします。

  • 「目録所在情報サービス」に関する申請では、Aで始まる利用番号とパスワードでサインインをします。
  • 「ILL文献複写等料金相殺サービス」に関する申請及び結果通知書の取得では、ILLで始まるILL番号とパスワードでサインインをします。

 特に、四半期毎に発行する相殺の結果通知書の取得時に、Aで始まる利用番号とパスワードでサインインをする参加館様がおられます。
 申請の種別によって使用するIDが異なりますので、申請する際にはIDを確認するようお願いいたします。
 なお、パスワードについては、今後も引き続き取り扱いにご注意ください。

  •  参加館情報管理システム

URL:https://catill-u.nii.ac.jp/

 

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

12. 言語コード表の修正

 2025年9月に、以下の通り、言語コード表の修正をしました。追加・廃止はありませんので、書誌データ自体への影響はありません。

コード(変更なし)

【旧】言語名 【新】言語名
dgr Dogrib (ドグリブ語) Tlicho(トリチョ語)

 修正後のCM「付録1.3 言語コード表」は以下のページをご覧ください。

 

URL:https://catill.bitbucket.io/CM/furoku1_3.html

 

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

 

13. NIIでの目録品質管理(23)

 目録品質管理の実際を紹介する第23回は、NCR2018対応版CM1 の第4章雑誌書誌データの解読が難しいところを解説します。和洋の章立てが1つになりましたので、和雑誌、洋雑誌の異同を具体的に読み解いてみましょう。

  1. TRフィールドの情報源
 和逐次刊行物の新聞等、表紙がない資料の情報源は、旧CMでは「表紙及び標題紙がない場合は,題字欄」でしたが、NCR2018対応版CMには規定が見つかりません。TRフィールドのデータ要素の情報源は「和逐次刊行物は,初号の表紙,タイトル・ページ(タイトル・ページ裏を含む),キャプション,奥付,背またはジャケットの順で採用」(4.2.1E)とあり、題字欄(マストヘッド)はありませんがどこを見れば良いのでしょうか?

 4.2.1E「洋逐次刊行物は,初号のタイトル・ページを優先情報源として使用する」に続けて書かれている「タイトル・ページがない場合は,表紙,キャプション,マストヘッド,奥付,背の順で採用する」は和洋両方にかかると考えます。和逐次刊行物の場合、優先情報源がタイトル・ページではありませんが、表紙もタイトル・ページもない場合という意味だと捉えてください。
 新聞のようなタイトル・ページも表紙やキャプションにあたるものがない資料は、和洋共通の用語で「マストヘッド」が情報源だと解釈します。

 責任表示に役割表示は必ず記述すべきでしょうか。以前は和雑誌では情報源になければ[編]と補記し、洋雑誌ではなければそのまま団体名等の名称のみ記述していました。

 4.2.1 F5.1「責任表示は,情報源の表示形のまま記録する。役割を示す語句が表示されていない場合に,その役割を明らかにする必要があるときは,役割を示す語句を補記する。」とあります。和洋とも基本は情報源に表示されているままですから、和雑誌の場合だけ役割を補記すると考える必要はなくなりました。

 

  1. VLYRフィールド巻次・年月次の優先順位
 VLYRのデータは、4.2.3Eのa)本タイトルと同一の情報源 を優先することになったので、和雑誌は表紙、洋雑誌はタイトル・ページの表示を転記すると考えるのでしょうか?以前は和雑誌では日本語の表示を採用することになっていたため、表紙にVol. 1, no. 1とあっても、別の箇所(奥付や目次ページ)に1巻1号とあれば「1巻1号」と記述していました。

 巻次・年月次は、番号などと暦に関する記号によって、逐次刊行物の個々の順序付けを識別するためのものですので、表示箇所に左右されるのではなく、その雑誌に固有の安定した番号付けを優先するという考え方です。異なる複数の巻次・年月次の表示がある場合は、CM4.2.3F3(別形式の巻次・年月次表示,その優先順位)を参照してください。従来通りF3.1 (タイトル変遷後の巻次)、F3.2 (固有の巻次)、F3.3 (2階層の巻次)を優先しますが、F3に日本語の表示を優先するという指示がなくなりました。このケースでは同じ2階層の巻次ですから、優先順位の高い情報源である表紙の「Vol. 1, no. 1」を採用するか、F2.8 (複数の言語表示がある場合) によって、本タイトルの言語に合わせるか、より安定した番号付けを記録すると考えます。

 

  1. PUBフィールドの情報源
 雑誌では出版者は本タイトルと同一の情報源に表示されていても、出版地と出版年は奥付やeditorial pageにしかないことがよくあります。CM4.2.4Eに出版地は出版者と同一の情報源を第一の情報源と書かれていますので、奥付やeditorial pageにしか表示がない出版地や出版年は角括弧[ ]に補記すべきでしょうか。

 「第一の情報源」とするという意味は、そこにない場合はそれ以外の情報源でもよいと捉えてください。和雑誌も洋雑誌も出版者はa)本タイトルと同一の情報源の表示を記録して、出版地や出版年はb)資料自体の他の情報源から採用することも可能です。その際、出版地は奥付によるといった注記は不要です。そして、c)資料外の情報源からとった場合には角括弧[ ]に補記にします。
 和図書のPUBフィールドの情報源については、2025年5月12日以降NCR2018別法採用になり、奥付が優先情報源に変更になりましたが、和雑誌のPUBの情報源は変更ありません。


1.https://catill.bitbucket.io/CM/mokuji.html

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

14. ILL文献複写等料金相殺サービス処理報告(2024年度第3四半期~2025年度第2四半期)

ILL文献複写等料金相殺サービスの処理状況は、以下のとおりです。

●2024年度第3四半期(2024年10月~12月)
  • 利用機関数:1,005
  • 処理対象ILLレコード件数:84,705(NACSIS-ILL総レコード件数:93,200)
  対債務機関 対債権機関
機関数 547 458*
NIIの請求額/支払額 13,238,546 ▲ 13,181,385*
内訳 相殺金額 13,242,382 ▲ 13,242,382
運営費(税込) 3,300 3,300
前期債権繰越額 ▲ 7,136 ▲ 13,713
振込手数料 0 71,410

* 対債権機関の機関数、NIIの支払額には次期繰越分(40機関、17,039円)が含まれています。

 

●2024年度第4四半期(2025年1月~3月)
  • 利用機関数:1,006
  • 処理対象ILLレコード件数:59,058(NACSIS-ILL総レコード件数:65,145)
  対債務機関 対債権機関
機関数 530 476*
NIIの請求額/支払額 9,434,878 ▲ 9,372,159*
内訳 相殺金額 9,439,678 ▲ 9,439,678
運営費(税込) 3,300 0
前期債権繰越額 ▲ 8,100 ▲ 8,939
振込手数料 0 76,458

* 対債権機関の機関数、NIIの支払額には次期繰越分(12機関、1,208円)が含まれています。

 

●2025年度第1四半期(2025年4月~6月)
  • 利用機関数:1,009
  • 処理対象ILLレコード件数:78,273(NACSIS-ILL総レコード件数:85,085)
  対債務機関 対債権機関
機関数 568 441*
NIIの請求額/支払額 15,817,808 ▲ 9,118,328*
内訳 相殺金額 12,069,623 ▲ 12,069,623
運営費(税込) 3,748,800 2,910,600
前期債権繰越額 ▲ 615 ▲ 593
振込手数料 0 41,288

* 対債権機関の機関数、NIIの支払額には次期繰越分(11機関、6,406円)が含まれています。

 

●2025年度第2四半期(2025年7月~9月)
  • 利用機関数:1,009
  • 処理対象ILLレコード件数:72,934(NACSIS-ILL総レコード件数:79,160)
  対債務機関 対債権機関
機関数 561 448*
NIIの請求額/支払額 11,346,579 ▲ 11,281,097*
内訳 相殺金額 11,343,430 ▲ 11,343,430
運営費(税込) 4,950 0
前期債権繰越額 ▲ 1,801 ▲ 4,605
振込手数料 0 66,938

* 対債権機関の機関数、NIIの支払額には次期繰越分(47機関、25,406円)が含まれています。

(NACSIS-CAT/ILL担当)

 

 

15. 電子リソースデータ共有サービスの通称、英語名称及び各サービスの名称の変更について

 2025年5月12日、「電子リソースデータ共有サービス」の通称、英語名称及び各サービスの名称を、以下の通り簡潔で呼びやすいものに変更いたしました。
 

●電子リソースデータ共有サービスの通称及び英語名称

(変更前)なし 
(変更後)NII-DEER(National Institute of Informatics - Data sharing services of Enhanced
      Electronic Resources)

 

●各サービスの名称

(変更前)ライセンス(JUSTICE)         →   (変更後)License-JUSTICE
(変更前)タイトルリスト(JUSTICE)     →   (変更後)Title-JUSTICE
(変更前)電子ブックメタデータ(国内)   →   (変更後)Bibdata-EBook

詳細は、以下のページをご覧ください。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/korekara/libsysnw/e-resources

 

 

16. CiNii BooksのCiNii Researchへの統合について

●CiNii BooksのCiNii Researchへの機能統合及び統合時期について

 学術統合検索基盤CiNii Researchを高度化しつつ、運用を効率化するため、下記の日程で書誌情報検索サービスCiNii Booksの機能を、CiNii Researchへ統合することを予定しています。

 CiNii Books統合にかかる機能のリリース 令和7(2025)年12月頃 ~ 令和8(2026)年3月頃
※CiNii Books統合にかかる機能のリリースは、令和8(2026)年3月頃の統合完了にかけて順次行います。
 CiNii Books 並行稼働期間 令和8(2026)年3月頃 ~ 令和9(2027)年3月頃

 

●統合完了後の検索機能について

 統合完了後の検索機能は、画面設計の変更等により、現在CiNii Booksで提供している検索機能から変更が生じる予定です。統合後のCiNii Researchの画面イメージについては別紙でご確認いただけます。
 なお、CiNii Books統合にかかる機能のリリースも含めたCiNii Researchの機能改善につきましては、令和8(2026)年3月頃の統合完了後も、並行稼働期間およびそれ以降のサービス運営において、継続的に行って参ります。

 

●並行稼働期間終了後

 並行稼働期間の終了後、CiNii Booksに対するアクセスは、CiNii Researchの対応するページもしくはトップページにリダイレクトされます。

 統合による機能等の変更点の詳細は以下のウェブサイトにて順次お知らせいたします。

 ≫ CiNii BooksのCiNii Researchへの統合について

https://support.nii.ac.jp/ja/cir/cib_integration

 

●統合後の画面イメージ(データは架空のものです)
nl56-01.png

 

(CiNii担当)

 

 

17. 目録システム書誌作成研修について

 目録システム書誌作成研修は、目録業務担当者が多様な書誌事例について理解を深め、総合目録データベースの円滑な運用に必要な知識・技能を身につけることを目的として、2015年度より開催しています。

 研修の構成は本研修(1.5日間)・フォローアップ研修(0.5日間)となっており、2025年度は本研修を集合形式で開催しました。フォローアップ研修はオンライン形式で開催予定です。フォローアップ研修では、本研修同様にワークショップ形式で議論を行うことにより、一層の知識の定着を図ることを目指しています。

 2024年10月に「日本目録規則2018年版(NCR2018)対応コーディングマニュアル・目録情報の基準第6版の目録所在情報サービスへの適用」が開始されました。これを受けて、本研修では「NCR2018対応に伴う主な変更点について」と題し、国立情報学研究所NACSIS-CAT/ILL担当者から講義がありました。研修課題は、著作典拠・視聴覚資料・雑誌・古典籍資料等、書誌作成研修企画ワーキング・グループが作成した実践的かつ多様な内容としました。研修では、受講者各自が作成した解答案を持ち寄り、グループでディスカッションを行い、グループごとの解答を発表するという流れで進みました。

 受講者からは、目録をとる際に規則のどこに焦点をしぼって作成していくか作成者によって違うことを理解した、グループ討議の議論では規則上の論点のみでなく各館での実務的な都合に合わせて現実的にどのように対応できるかという視点も参考になった、コーディングマニュアルだけではなく他の情報源やQ&Aなど多くの情報を確認することがより必要だと感じたとの意見等がありました。

 カリキュラム・講義資料等詳細は、教育研修事業ウェブサイトで公開します。なお、研修課題・解説は、一部について今後の研修でも使用する予定ですので、公開しておりません。

 

URL:https://contents.nii.ac.jp/hrd/cat_biblio

 

目録システム書誌作成研修企画ワーキング・グループ
   阪口 幸治(主査、国立情報学研究所)、石田 唯(東京大学)、瀧脇 有姫(広島大学)、
   中村 健(大阪公立大学)、羽賀 真記子(九州大学)、福田 亜紀子(京都大学)、布野 真秀(東京外国語大学)、
   矢崎 美香(九州女子大学)

(教育研修事業担当)

 

 

最終更新日
2025-11-26